DMBOK 2nd editionを読んで その1

2017年7月にDAMA-DMBOKの第二版(以下、DMBOK_2ND)が出版された。

データマネジメントに興味のある人であれば、一度は読んでおくべきだが600ページもあって大変だ。私も時間を作って読み進めているがそれなりに時間がかかる。

このコラムでは、Metafindコンサルティングの各メンバが理解したDMBOK_2NDの概要を紹介していきたい。特徴的な記述や第一版(以下、DMBOK_1ST)との違いなどコメントしていこうと思う。

さて、初回はDMBOK_2NDを概観してみる。

DMBOK_1STでは、10のデータマネジメント機能を中心にデータマネジメントを解説していた。DMBOK_2NDでは、“データマネジメント機能”を“ナレッジエリア”と言い換えて、その数も11となっている。下図参照。ちなみに、この図は「The DAMA Wheel」という名がつけられている。

新たに追加されたナレッジエリアは、データインテグレーション&インターオペラビリティだ。このナレッジエリアには、アプリケーション間のデータ連携やデータ統合および整合性維持が記述されている。

DMBOK_2NDで紹介しているデータマネジメントフレームワークは、「The DAMA Wheel」を含んで3つある。残りの2つは、「環境要素」と「コンテキストダイアグラム」だ。

「環境要素」という日本語は理解しにくいので、私は自分の頭の中で「データマネジメント構成要素」と言い換えている。次の7つの要素がある。

  1. ゴールと原則、
  2. 役割と責任、
  3. 活動、
  4. ツール、
  5. 組織と文化、
  6. 技術、
  7. 成果物。

「The DAMA Wheel」に登場する11のナレッジエリアは、1~7の要素を意識して解説されている。

「コンテキストダイアグラム」は、各ナレッジエリアの定義、ゴール、ビジネスドライバー、インプット、アクティビティ、アウトプット、関わる人々、技術、ツール、メトリクスなどの関係を図示している。アクティビティは、DMBOK_1STと同様に、計画(P)、統制(C)、開発(D)、運用(O)の4つに分類されている。

余談だが、このコンテキストダイアグラムは、IDEF0のコンテキストダイアグラムに形が似ている

最後に、普段の生活で日本語しか使わない私にとって、英語の文章はすぐに忘れていくやっかいなものだ。「Managing data means managing the quality of data」などは、言い切り感がかっこいいなと思いつつ、日本語版が待ち遠しい。