エンタープライズ・データモデル

DMBOK2第4章「データアーキテクチャ」では、エンタープライズ・データモデル(以下EDM)は、「エンタープライズレベルの実装に依存しない概念データモデルであり、企業全体にわたるデータに関して一貫した共通のビューを提供する」(P133より抜粋要約)と説明されています。EDMは「データアーキテクチャの制作物」の1つであり、これらを制作することで、「全社的なデータ要件を定義し、データ統合の方向性を示し、データ資産を管理し、データ投資をビジネス戦略と整合させる」(P130より抜粋要約)ことができます。一般的にデータモデルと言うと、DB設計のために作成する物理的なER図を思い浮かべることが多いと思われますが、EDMは、企業全体のデータ資産のマスターとなる「青写真」として定義されたデータモデルのことを指します。

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